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堕ちて行った

「美しき愛しき我が妻
最愛のエウリディーチェよ

ああ私は君を失ってしまった」

死の国(タルタロス)の王ハデスと
女王プルセフォネは

愛する者を亡くした
(リラ)の名手オルフェウスの嘆きと
かき鳴らされる哀切な旋律を聞く

それがあんまり悲しいので
それがあんまり切ないので

死の国(タルタロス)の住人も王様も女王様も
オルフェウスの妻を地上に帰す事を
許してしまう

けれどオルフェウスは長い長い
地上への帰り道、手を引く妻の顔を
決して見てはいけないという禁忌を犯し

エウリディーチェは顔を覆って闇の底へ
小鳥のような悲鳴をあげて堕ちて行った

---堕ちて行った---
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